道のり

「どうしたらプロサッカー選手になれますか?」

この問いは、
誰か一人のものではありません。
選手も、親も、指導者も、
立場を変えながら、長い間問い続けてきた言葉です。

そして多くの場合、
その奥には
「最短ルートはどれですか?」
という願いにも似た本音が潜んでいます。

ですが、先に言っておきます。
プロになるための「正解ルート」は存在しません。

あるのは、道のりだけです。

プロになった選手たちを見渡しても、
傾向はあっても、共通点はほとんどありません。

環境も、指導者も、歩んだ道も違う。
早熟な選手もいれば、遅咲きの選手もいる。
挫折やケガで、何度も立ち止まった者もいます。

それでも一つだけ、
確実に言えることがあります。

彼らは全員、
十分すぎるほどの「過程」を通ってきました。

成功も、失敗も、理不尽も、
報われなかった努力も。
それでもやめなかった日々すべてが、
結果を生む土台になっています。

アメリカの俳優ジョニー・デップが、トップ俳優を目指す若手俳優に対してこんな言葉を残しています。
「良いことも、悪いことも、奇妙なこともすべて経験であり、
経験がなければ、結果は生まれない。」

サッカーも、まったく同じです。

上手くいかない時期を、
「間違った道を選んだ」と思う人がいます。

違う。
その時点では、
ただ道の途中にいるだけです。

逃げるのか。
踏みとどまるのか。
考えるのか、他人のせいにするのか。

その選択の積み重ねが、
後に「差」となって表れます。

プロになれるかどうかは、
才能だけで決まるものではありません。

自分の道のりから何を学び、
どんな状況でも前に進めるか。
それを積み重ねた選手だけが、
結果に辿り着きます。

どうしたら、
プロサッカー選手になれますか。

自分の道のりを、
逃げずに歩き切ること。

それでも、
プロになれるとは限りません。
ですが、
やり切らなければ、
可能性は最初からゼロです。

今日の練習。
一瞬の判断。
取り組む姿勢。

そのすべてが、
未来の自分をつくっています。

プロになるかどうかは、
まだ誰にも分かりません。

ですが、
プロに辿り着ける人間かどうかは、
今この瞬間の向き合い方で決まります。

歩き切った者の前にだけ、
選択肢は現れます。

意志あるところに、道は拓く。

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